ルパン三世データ分析‐酒データ: 分類と判断基準

ピックアップした項目は以下の通りです。

酒の種類ボトルグラス備品キャラクター場所必然性、 酒に関連する台詞など

分類項目や判断基準の詳細は、それぞれのリンクをクリックしてご覧ください。
酒の分類においては、判断の優先度を以下のように決めました。(左側ほど優先度が高い)

台詞 > ボトル(色・形・ラベル) > 状況 > グラス(形) > 液体の色

つまり、絵は「赤ワイン」に見えても台詞が「シャンパン」であれば、「シャンパン」に分類します。
また、ボトルの色・形は酒の種類によってある程度のパターンがあるため、判断材料にしています。 例えば、グラスや液体の色からは「赤ワイン」でも、ボトルの色が無色透明だったり形が角瓶なら「ウィスキー」、形が長頸(ちょうけい)型なら「ブランデー」、といった具合です。

グラスと液体の色による判断については、以下に図解します。

1) グラスの形

(A)ワイングラス、(B)ブランデーグラス、(C)カクテルグラス、(D)ロックグラス、(E)トールグラス です。 他にもありますが、これらが主なグラスの形になります。(A)〜(C)は足付きタイプ、(D)(E)は足無しタイプです。また、(D)はタンブラーの場合も同様です。(E)にはマドラー(またはストロー)をつけてみました。
さて、これらに液体を入れてみましょう。
(ただしボトルが描かれている場合や台詞・状況によっては、前述の通りそちらを優先します。)

2) 液体の色が赤茶系の場合

(A)赤ワイン、(B)ブランデー、(C)カクテル、(D)ウィスキー、(E)カクテル とします。

3) 液体の色が黄色系の場合

(A)白ワイン、(B)白ワインorブランデー、(C)シャンパン、(D)ウィスキー、(E)カクテル とします。
この場合、(D)に泡があれば「ビール」に分類します。

4) 液体の色がピンクの場合

(A)赤ワイン、(B)ブランデー、(C)カクテル、(D)ウィスキー、(E)カクテル とします。
そう、赤茶系の場合と同じです。ピンクは赤茶系と判断します。ただしグラスの形が微妙な場合、色がピンクであれば「カクテル」としています。また、ワイングラスで微妙な色合い(薄茶など)のときは「赤ワイン」にします。
では緑や青などの場合はどうするか…。
これはもう全て「カクテル」にするしかないですね。しかしボトルから直接注いでいる場合は「スピリッツ」か「その他(不明)」にしてしまいます。リキュールやジュースなどの可能性は、考えるとキリがないので除外します。

色や形については画面から見て取るわけですが、同じものでもカットによって絵が違うことがあります。その場合はよく見えた方を採用しました。
もっとも最終的には好みや願望または気分による独断と偏見で決めてます(^^)

他、それぞれ定義の詳細については下表を参照してください。
また、ここでの分類や各定義は統計を取るための便宜上のものです。大まかかつ大ざっぱであり、正確でも厳密でもないことをご承知おきくださいね。
(たくさんの書籍やサイトを参考にさせていただきましたが、ご紹介はわかりやすいサイトひとつにとどめました。)

酒の種類
【ワイン】
赤茶系の液体、ワイングラス使用
淡色の液体、ワイングラス使用
シャンパン 淡色の液体、カクテルグラス使用。発泡性ワインを区別しない。
【洋酒】 ※西洋の蒸留酒全般とする
ウィスキー 赤茶系の液体、足無しタイプのグラス使用
ブランデー 赤茶系の液体、ブランデーグラス使用
スピリッツ 無色・淡色の液体、足無しタイプのグラス使用
※ウイスキー・ブランデーに該当しない蒸溜酒。(本来は蒸留酒全般を意味する)
【その他】
カクテル 主にカクテルグラス使用、色合いがワインや洋酒に該当しない場合。ストローやマドラー付きの場合はこれに分類。
ビール ジョッキや缶または主に足無しタイプのグラス、微妙な場合は泡の有無で判断。
日本酒 酒器などにより判断。一升瓶は日本酒とする。(焼酎は考慮しない)

※飲み方は、絵・音の他、備品や状況から推察できる場合に特記。ロック、ストレート、ホット・熱燗。ただしロックはグラスの中に氷が見えるか音が聞こえる場合(アイスペールだけでは判断しない)、ボトルとグラスのみで備品が見えなければストレートと判断。
参考サイト: 「サントリー お酒・飲料大辞典」

ボトル
ボルドー型 肩の張った円筒形タイプのボトル。肩のラインが少々なだらかな場合も含む。
ブルゴーニュ型 なで肩ですらりとした円筒形タイプのボトル。
長頸(ちょうけい)型 首が長めで胴体が太く重心の低い形。
丸型 全体に丸みを帯びた形。首が短く背の低い円筒形タイプもこれに含む。
角形 角瓶全般。
一升瓶 中身は日本酒と判断。(焼酎の可能性は考慮しない)
徳利 中身は日本酒と判断。
中身はビールと判断。

※ボトルに直書きの場合もラベルに含むが、「酒」のみは除く
参考サイト: 「よくわかるフランスワイン」フランスワインのボトル

グラス
【足付きタイプ】
ワイングラス 一般的な足つきタイプ。多少の大小・変形は含める。
ブランデーグラス ワイングラスより底が大きく口のすぼまったタイプ。
カクテルグラス 主に逆三角形。足付きタイプの様々な変形もこれに分類。
【足無しタイプ】
ロックグラス オールドファッションドグラスとも呼ばれ、一般に背が低く円筒形に近い。
トールグラス コリンズグラスとも呼ばれる背の高い円筒形。
タンブラー 一般的な“コップ”の形はこれに分類。
【その他】
ジョッキ 中身はビールと判断。
主に小型の逆三角形をした陶磁器製。大きい朱塗りタイプもあり。中身は日本酒と判断。
湯呑み、ぐい呑み。中身は日本酒と判断。(湯呑みは状況による)

※グラスではないが、ボトルからのラッパ飲みを別途にカウント
参考サイト: 「カクテルタイプ」 (資料 グラスの種類)

対象キャラクター

メインキャラ5人。ゲストキャラのみの場合は除外する。
グラスやボトルを扱ったり、テーブルなどに置いてあれば、飲んでいなくてもカウントする。ただし判断しがたいものや小さすぎる絵は除外することもあり。
また、絵として描かれていなくても台詞に出てくればカウントする。

備品
ワインクーラー ワインを冷やす容器。形を問わず。むろんワインと判断。
アイスペール 氷を入れる容器。
ストロー 酒はカクテルと判断。
マドラー カクテルを混ぜる棒状の用具。ストローと見分けがつかないこともあり、集計はふたつ一緒にまとめる。
場所
アジト ホテルと判断できない場合も含む。
ホテル 部屋の中のみ。(施設は「店」に分類)
レストラン、カフェ、バーなどすべてを含む。乗り物の中のみ除く。
室内 上記に該当しないゲストキャラ宅など。テラスやベランダは室内に含む。
屋外 アウトドア。(オープンカフェやビアガーデンは「店」に分類)
船上 豪華客船から手漕ぎボートまで。潜水艦も含む。
機内 飛行機、飛行船。ヘリの類も含む。
車内 列車、自動車。

※状況として、パーティと職場(銭形のみ)を別途にカウント

必然性
ストーリー 酒がストーリー展開に絡むシーン。メインの作戦に使われる場合なども。
場面 酒が場面展開に絡むシーン。策に使われたり酔っぱらう必要性のある場面。乾杯・祝杯など酒が不可欠なシーンも含む。
会話 酒が会話や台詞に絡むシーン。絵に描かれていない場合も含む。
キャラクター 上記には該当しないものの、酒がキャラクターを表現しているシーン。

※複数該当する場合はひとつのみ、表の上にある項目を優先して記す。この項目は主観度高いです(笑)

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