同窓会

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本来は同じ学校出身の集まりをいいますが、そうでなくとも「同窓会」という言葉が相応しい集まりってありますよね。ただの「懇親会」とは何かが違う。苦楽を共にした特別な想い...と言えばいいでしょうか?
そんな「同窓会」では、どれだけ時間が経っても、そのメンツが集まれば、違和感なく当時に戻ってしまえるのも特徴でしょう。

先日、「組!」の「同窓会」があったようですね。
「例の件(組!の飲み会)を早くやりましょう」という源さんから副長へのメッセージが電波に乗ったのが、4月中旬、土曜ドラマのPR番組中のこと(笑)
以来、どこぞから飲み会情報が漏れ聞こえてこないかと楽しみにしておりました。が、なにせ幹事の副長がNY・日野・函館と飛び歩く合間に映画撮影と大忙しな様子で、果たして実現できるのか危ぶんでいたところ......ついに来ました! 源さん山崎さんの日記を拝見して大喜び。しかしこれに留まらず、なんと組!!ブログでは尾関さんのレポが公開!
...ファンの欲求を実にわかっていらっしゃる(^^;
それにしても放送から2年も経つのに30人以上ものメンツが集まるなんて凄い。集まった顔ぶれもまた凄すぎる。多忙な局長がほぼ最初から最後(当然のように夜明かし)まで居たというのも驚き。その盛り上がりっぷりも、雰囲気の良さも。話題も撮影当時の思い出から、今の仕事のこと、それぞれの趣味嗜好、アドバイスや激励...。
...嬉しいですねぇ。
他人の飲み会がなんでこんなに嬉しいのか、考えてみれば変な話です。でも、嬉しいんだなぁこれが。
小林・源さん、吉弥・山崎さん、熊面・尾関さん、報告ありがとうございました!
三谷さんも連載エッセイで語ってくれるのを待ってますよ~(笑)

奇しくも私自身のほうも、昨日、「同窓会」がありました。

9年前に打ち上げられた科学衛星が昨年役目を終えたので、その報告会と懇親会が開催され、当時の開発関係者と再会することが出来ました。会はとても盛況で、100名近くが参加されたようです。開催時刻になっても受付には行列ができたほどで、大御所の大先生までも当然のように最後尾に並ばれて歓談されていたのが、このプロジェクトの雰囲気を象徴していたように感じます。
実際9年ぶりにお会いできた方々もいて、本当に懐かしく嬉しかったです。当時はそれぞれの立場や役割から意見を戦わせたり、降りかかる難題に共に立ち向かったりしたものですが、結果的に成功したプロジェクトということもあって、皆が笑顔で思い出を振り返り、失敗談も笑い話に変えて、いい経験だったと口を揃えて語り合う、本当にとてもいい同窓会でした。
私はその年に退職したため会社の方々ともほぼ9年ぶりの再会で、「今何をやってるんだ」と心配してくださるのを聞き、それくらいは報告しておくべきだったかと反省も(^^;。当時の課長は私が参加予定なので来たと言ってくださり、仮に冗談でも嬉しかったです。それなりの理由があって辞めたとはいえ、時が経っていろんなことが昇華されたように感じられ、何か気持ちのつかえがひとつ取れたように思えました。
私はまぎれもなく、この仕事に夢中になって打ち込んでいたんだよなぁ...。
しかし当時の自分がどれだけ未熟で、どれだけ多くのことを教えられてきたか、いかに無我夢中で周りが見えていなかったか。今振り返ると恥ずかしくてならず、とにかく参加したら皆さんに必ずお礼を言わなければと心していました。それができたのも、気持ちに区切りがついた一因かもしれません。
それにしても、あれから9年が経つのに主力だった方々はまだほとんどが現役で、壮大なプロジェクトにしては若いメンバーだったのだなぁと今更ながら驚きです。若かったからこそ、いろんな意味で無理や無茶ができたのかもしれないですね。

ムリヤリこじつけるわけではないのですが、私はやはり「新選組!」を想うとき、当時の自分をどこかで重ねてしまいます。きっと私だけじゃないと思う。三谷さんも自分の劇団のことを重ねて書いたと仰ってましたが、そういうリアリティがあるんですよね。生々しさと言ってもいいかもしれない。
「そのとき歴史が動いた」や「プロジェクトX」では絶対に表現できない。決して記録や資料に残らない(残せない)部分こそが、当事者の心にとっては最も大きなドラマなわけで。
だからこそ我がことのように共感し、他人の飲み会なのに大喜びしてしまうファンが多いんだろうな~(^^)

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