アサッテなヤツラ

| (ルパン三世) | コメント(0)

【ご注意】
この記事は二次創作に関する話題を扱っています。ご関心のない方、苦手な方はスルーしてください。また、「女性向」という表現をご存じない方、或いは嫌悪を抱かれる方も避けてください。(そういったジャンルについて語っているだけで、そのテの表現があるわけではないです)

*************


我らがFellowsにて「あさって」という言葉を使うとき、それを 「明日の翌日」と理解する人はいないでありましょう(笑) (注:「あさって」とは、いわゆる「女性向」のFellowsにおける呼び名です ^^)
この「あさって」という表現、私はとても好きであります(^^)

そういいつつも、私は未だ「あさって」方面にチャレンジしたことがありません。多少「あさって」に近づいたとしても、せいぜい半日くらいがいいところでしょう(笑)
モチロン嫌いなわけではありません。
では、何故なのか。
ひとつは、私自身が色恋にさほど関心がないからだと思われます(爆) つまり、そういったことを(男女問わず)考えるのも、描写するのも苦手なのです。
もうひとつは――これはあくまで私の頭で考える範囲でのことですが――ルパンチックにならないからです。
じゃぁオマエが書いたものはみんなルパンチックなのか?、そう言われると困るのですが、それでも私なりに納得できたものをお見せしているわけです。ルパンを書く上で、一番こだわりたい部分がここにあります。
どうして「あさって」な描写を入れると納得できないのか、これは自分でも難しい想いなんですけど・・・例えばヤツラが近づくついでにちょいと唇を合わせたところで、ストーリーが変わるわけではありません。ひとこと愛の言葉を加えてみたって同じでしょう。が・・・
その瞬間に、それまでの展開や言動などが色恋に終結してしまう気がするのです。
色恋が存在したとしてもそれは全体の一部であり、すべてではない(と私は思っている)のに、まるでそのためにすべてがあるような感じになってしまう。これは私の表現が拙いせいでありましょう。読んでいてそんなことを感じさせない作品はあるのですから。
ヤツラの関係は、絆の深さは、色恋だけで語れるほど浅いものじゃない――
色恋を浅いなどと感じるのは私の関心が薄いからかもしれませんけどね(苦笑)

ストレートに言動で表さなくても、通じ合うものがある。
それがヤツラの魅力のひとつだと思っています。逆に言えば、ストレートに表現するほど胡散臭くなる気がするのは、私がひねくれているからでしょうか?(^^;
さりげない(?)言動に含まれる意味、それを感じた方が脳裏でお好きなルパン世界を展開していただく・・・というのが私の理想です。いつもの範囲に留まるもよし、あさってに飛んでいかれるもモチロン良し。そんな想像(妄想?^^)は私なりのルパンチックな楽しみ方でもあります。
そして個人的にルパンチックといえば外せないのが、「遊び心」。
一番好きなのは明るく楽しく飄々としている姿ですが、ダークでハードな彼らももちろん好きです。が、たとえ暗く重い状況であってもそれに埋没してしまうことはなく、どこかに遊びが潜んでいる。わくわくと心躍らせてくれる部分が必ずある。(この辺りがまた書くのに難しいところでありますが・・・)

とはいえルパンチックという表現は非常に曖昧で、人それぞれに違うイメージがあるでしょう。
私とはまったく違うイメージによって展開されているルパン世界もあります。むしろ自分のほうが(少なくともネットでは)少数派であるらしいことを感じ、私は大いに戸惑いました。ちょうどバレンタイン編の構想を練っていた頃のことです。
タダでさえ得体の知れないルパンという男の日常を、しかも一人称で書こうとしていた時、ルパンをどんな風に描いたらいいかわからなくなってしまいました。おまけにルパンは作中で一応愛情表現をするわけで(あさって系には程遠いけど)、それをどう表現するか、自分の考えるルパンらしさとはなんなのか・・・何度も何度も書き直し、更新日ぎりぎりまで悩み抜きました。
幸いなことに、寄せられた感想を見る限りでは好意的に受け止めていただいたようで、心底ほっといたしました。感想を下さった方々、本当にありがとうございました!
その後もこの迷いはなかなか収まりがつかず、同意してくれた先輩につらつらこぼしてみたり・・・(受け止めてくださってありがとうございました ^^)。おかげさまで、こうしてまとめられる程度には落ち着いてきたようです。

ルパンチックだなぁ~と感じられるかどうか、これはオフィシャルに対しても言えることです。映像だけでも250本近い作品があるうえ、30年もの年月を思えば無理ないのかもしれません。ましてや二次創作ともなれば・・・
あさって系でなくとも、あさってどころか何万光年も離れたヤツラに出会うこともあるわけで(^^;
逆もまた真なり、私の書くヤツラに違和感や物足りなさを抱く方もいらっしゃるでしょう。そのほうが多いのかもしれないのですが。
どれが正しいなどと言うつもりはありません。解釈と好みが違うだけなのでしょう。けれど・・・


Fellowsには、 いつもよりちょっとだけ遠くて、でもかけ離れてはいない「あさって」なヤツラがいます(注:現在「あさって」コンテンツは移動しています)。
もしもそんなヤツラが書けそうになったら、そのときは私もチャレンジするでしょうか?(笑)

コメントを送ってください

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://k-kon.sakura.ne.jp/mt427/mt-tb.cgi/192