メリークリスマス

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...といっても何もそれらしいことをしてない私ですが(^^;
イブの深夜に法事から帰って参りました。ほとんど徹夜だったせいで今日は昼過ぎまで寝てしまい、勿体ない日曜を過ごしてしまったと後悔してます。でもああいった場は心身共に疲れちゃうので仕方ないですね。
亡くなった祖父はたいへんなトラブルメーカーで、悪い人ではないものの、いつも不用意な(心ない)言動で自分や周囲を悪い方にばかり導いてしまう、良く言えば"損な性分"でした。しかし最期は入院する間もなくあっさりと逝ってしまい、長期入院でもしていれば何かと悶着を起こしたに違いないだけに、昨年旅立った優しい祖母が連れて行ってくれたのかもしれません。
きれいごとを言いたくはないので、故人とはいえ今でも許せない気持ちはあります。でも本人にしてみれば、自業自得であれ常に自分の回りでトラブルが起こるのは辛くもあっただろうし、とにかく困った人ではあったけど、あまり苦しむことなく息を引き取ったことに安堵しつつ冥福を祈りたいと思います。
と、辛気くさい話になってしまってスミマセン。

さて、少しはクリスマスに絡めた話題など。

日本人はクリスチャンでもないのにクリスマスを祝って...なんて言われたりしますよね。でも日本人のほとんどは宗教行事じゃなくお祭り・イベントとして楽しんでるわけで、要は"楽しむ口実"になってるんでしょうね。忘年会と言っちゃー飲み、新年会と言っちゃー飲み...という感覚に近いのかな?(そうか?/笑)
このクリスマス、日本で最初に祝ったのは戦国時代のクリスチャン大名だったそうですが、一般に普及したのはやはり明治時代からとのこと。
今から138年前の明治元年、函館政府ではクリスマスを祝ったんでしょうか?(笑)
函館政府には軍事顧問としてフランスの軍人たちがいたし、榎本総裁にはオランダ留学経験があるから、何かしていても不思議はないところ。私の知る限り何の記録も残ってないようだけど、想像してみるのは楽しいものです。
宗教行事としての趣旨を考えれば陽暦で祝うんでしょうが、陽暦の12月25日は明治元年だと11月12日にあたり、土方さんは松前を攻略して江差に向けて行軍中。なのでフランス軍人も同行していたけれど、せいぜい食事中とかの世間話に出る程度で祝うどころではなかったでしょうね。
では旧暦の12月25日はどうかというと、戦に勝利して五稜郭に凱旋し、函館政府閣僚の入札(選挙)をしている頃。独立国成立の祝賀ムードもあるし、それこそ西洋の行事を"口実"にして皆で交流を深めるために飲もうじゃないか――なんて雰囲気になる可能性はありそうです。

もしも五稜郭で旧暦のクリスマスを祝っていたら、土方さんも蝦夷平定の軍事的立役者として引っ張り出されたことでしょうね。気分的に楽しめたかどうかはともかく...^^;。テーブルには赤ワインと鶏の丸焼き(七面鳥は無理だろうから鶏で)、あとはパンとか簡単な洋菓子くらいは用意できたんじゃないかな。土方さんはお酒に弱かったそうだけど、赤ワインの味はどうだったんでしょうか?(笑)。うっかり酔ってしまったかも知れないし、逆に酔った大鳥さん辺りに絡まれたかも...なんていうのは創作の世界になりますが。3月半ばまでは戦のない日々が続いているから、クリスマスでなくてもどこかでそんな一幕は見られたかもしれませんね。
宗教的行事だろうと何だろうと、函館政府の平和なひとコマに一役買っていたらいいな~なんて思ってしまう今年のクリスマスでした(^^)

コメント(2)

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箱館政府クリスマスパーティー素敵です!!
一筆何か書いてしまいそうなくらい楽しそうです(大笑)
当時の歴史とか人物とかに全然詳しくないので残念だなあ(笑)
ついでに、バレンタインも祝って欲しいくらいです(爆)

箱館の時期って短期間で終わりが見えてくるから、せめて馬鹿話でも想像してみたくなりますよねv

> 一筆何か書いてしまいそうなくらい

え!? 書いて書いて! 見たい見たい~vv(笑)
heiさんがどんなこと考えてるのか、頭の中を覗き見したいです~!
それに函館政府のバレンタインって!(爆笑)
例えば「慕っている人に菓子を贈る日だ」なんて説明されてたら、一番もらうのはやっぱり土方さんになりそう。その頃は“慈母のように慕われた”って言われてるし。たくさんもらって困惑してる土方さんを想像すると可笑しいです(^^)

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