「出雲の阿国」を観た

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今週、so-netブログがとんでもなく重かったようで、記事が見れないとかコメントが書けなかった方がいらっしゃったかも。申し訳ありませんでした。う~ん...出来るだけ早いうちに引っ越したいです...。

さて。金曜時代劇の「出雲の阿国」を観ました。
いきなりドラマの感想でなくてナンですが、堺さん演じる三九郎の初登場シーンを見た瞬間、気づいたことがありました。それは、
 山南さんって、やっぱり野心家でもあったんだ...
ということ。(いやホント申し訳ない;)
別に三九郎と山南さんを重ねたつもりではないのです。三九郎の野心家としての表情が、確かに山南さんの中にもあったことに気づかされたんです。微笑みに隠れてはいたけども。幕末という世の表舞台に出て、自分の得た知識や剣を試したい、行けるところまで行ってみたい...という野心。
浪士組の話を持ってくる前後ではしっかり描かれてもいたんだけど、これまで感じていたより生々しい感覚をおぼえました。って今更ですがね。
あ、三九郎と山南さんはまったく別の人物として見えてますよ。阿国に引かれつつも野心家な三九郎が魅力的ですv

で、作品の方ですが、あまり期待していなかったものの良かったです。菊川さんは、失礼ながらこれまであまり魅力を感じられなかったけど(幾松も私的には最後まで違和感が拭えなかった)、阿国は今のところいい感じ。
"色"の表現が巧い演出だなと思いました。当時の芸って、結局は"色"ですものね。個人的な印象ですが、あえて美人に映そうとしてなかった(と見えた)のが良かった。強烈な"色"を発する芸を持つ田舎娘。それがラストで、芸に生きると決心する(開き直る)ところで一気に垢抜ける様が見事な演出でした。
来週も観たいです。

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