ルパンのことを考えるとき、貴方は「どんな彼ら」が頭に浮かびますか?
今回の書き出しは前回と似ていて微妙に違います。
「どの彼ら」と、「どんな彼ら」。
後者はそれぞれの好みや想像の部分を含めているつもりです。「ルパン」を深く語ったり、ファンアートに表そうとすれば、「どんな彼ら」が好きであるかが大きな要素になってきますよね。
オフィシャル作品を見ていても、実に多種多様なルパンたちが存在します。作風にしても、シリアスからスラップスティック、ギャグ話に至るまで、様々な「ルパンの世界」があります。メインキャラクターにしても、同一人物であることを疑いたくなる描かれ方のときもあったりして(^^;
オフィシャルにしてそうなのですから、一言で「ルパン」が好きと言っても、必ず話が噛み合うと限らないのは無理もないことでしょう。若いファンにはTVSPしか見ていなかったり、山田さんの吹き替えを知らない方々もいらっしゃるそうですし・・・。
更には、「ルパン」という作品の何に着目するかによっても、見方は大きく変わってきます。車や銃器類へのこだわり、奇抜なトリックやアイテムの数々、ストーリー展開、キャラクター描写、作画や演出・・・。私のように台詞回しやちょっとしたシーンでメロメロになってしまう者もおります(笑)
ファン心理は複雑で、どれほど一作品として素晴らしくても自分の好みに合わないこともあれば、てんで駄作といえる作品に忘れがたいものを感じることもあります。