覚書

[ルパン三世:創作のこと]

konがこれまでに書いた、ルパンの二次創作テキストです。
他サイト様への差し上げものも含め、それぞれの作品に込めた想いや、思い出などをコメントしてみました。

リンク先は二次創作を含む私設ファンサイトになります。ご了解の上でご覧ください。

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05 「特別な日 〜年越し編〜」 Fellows (いつものルパン)  >>読む? 2002.12.30
先の「クリスマス編」で五右衛門の一人称を使ったので、同じテで「年越し」を書いてみようかな〜という芋ずる式アイディアによるもの(笑)
私はあまり考え事に嵌る次元は好みではないですが、歳の節目であれば、うっかり来し方行く末などに想いを馳せるのもアリかなと。元々「似合わないシチュエーション」をコンセプトにしたシリーズですしね。
それはともかく、この話もかなり自分自身が投影されてしまい、しかも次元の感情がストレートすぎて、反省点の多い作品になってしまいました。メインキャラの中では彼が一番直球な奴ではないかと思ってはいるものの・・・。これ以後は、表現にもっと比喩やひねりを加えなければと自戒しております。
しかしこの回で悩まされたのは、彼らが日本風の年越しをどれほど珍しがるかということでした。旧シリーズでは日本に居ることも多いルパンや次元が、あまり無知であるのも変な気がして。なので読者の方々も含め、ちょっと新鮮に感じられそうな日本の正月を五右衛門さんに演出して貰おうとしたのですが、いかがでしたか?(^^)
04 「特別な日 〜クリスマス編〜」 Fellows (いつものルパン)  >>読む? 2002.12.10
クリスマスに最も似合わないのは、やっぱり五右衛門でしょう(笑)
時代小説好きの私が、そういった視点で日本のクリスマスに感じていたことを、ちょっと大げさに五右衛門さんに語ってもらいました。ある意味、実話と言えるかも(^^; 実話といえば、私は子供の頃に父親からこの種のプレゼントを貰ったことがあります。こんな体験もネタに役立つものです(爆)
また、日常という現実性に最も馴染まないのも五右衛門ですよね。彼に限らず、現実(現代)に生きるルパンたちを表現するのは難しいと感じます。
無理に現実っぽさを強調するのも不自然ですが、やはり現代に息づいていて欲しいという願いもあり・・・自分なりに模索してみた作品でもありました。それと「一人称」を使ったのも私の創作では初の試みでした。が、五右衛門の一人称を何にするか迷った挙げ句、一人称を使わない一人称にしてしまったというオチ?がついております。
※追記:そういえば更新日の前日、関東では積もるほどの雪が降りました。いくら似合わないコトさせたからって・・・本当に降るなよ(泣笑)
03 「囮」 Fellows (いつものルパン)  >>読む? 2002.11.10〜.30
ゲーム以外の話を考えてみたら、膨らみすぎて3回連載になってしまった(^^;
いつもルパンだけを見ている銭形が、次元と向き合ったら新鮮だろうかと思いまして。この二人、人間的に似ているとは感じないけど、ルパンを挟んでの立ち位置が正反対すぎて共通するところが多い。一緒にルパンに振り回されている内に、うっかり共感を抱きつつ、それでも馴れ合わずに駆け引きしつつ、共同戦線を張りながらも互いの立場を貫く――そんな二人を書きたかったんです。
次元の過去の因縁は、話の展開上、後から付いてきたもので、当初はちゃんと?銃撃戦にする予定でした。しかし次元の腕と人柄を知っていれば、一時的に利用して敵に回すより、味方につける方が絶対お得だと思いませんか? まして昔のお友達なら勧誘したくなるだろうと。次元本人にはまるで自覚が無く、ルパンはそれを一番よく解っているがためにイライラする、というのが私の妄想ポイントです(笑)
この時点ではついでのオマケキャラだったカルロと甥っ子のジョン(←まだ名前もなかった)。まさかこの後何度も登場させることになるとは・・・全然想像もしていませんでした。
02 「共犯者」 Fellows (The Game)  >>読む? 2002.10.20
先の初投稿において、やっちさんが大変おだててくださったため、調子に乗って差し上げたブツ。
前作に引き続きゲームです。そして引き続き次元が王様です。というのは、ゲーム全体で王様次元があまりに少なかったのが気の毒で・・・(笑) 少しは次元にイイ目を見せてあげようと書き始めたものの、それが一杯のコーヒーというのはささやかすぎましたね。しかし次元さんは、この程度で充分幸せなんじゃないかと思ったりして。(それこそが不幸だとも言える ^^)
他愛ない悪ふざけの類から生死を懸けての悪事まで、ニタリと笑みを交わし合って楽しんでしまう。それがルパンと次元に抱く「共犯者」のイメージです。一蓮托生といった意味合いも含まれるかな。
書いたときには意識していませんでしたが、拙作の中では旧ルの彼らに近い雰囲気でしょうか。
01 「究極の選択」 Fellows (The Game)  >>読む? 2002.10.10
初めて書いたルパンもの。いやそれ以前に、初めての二次創作小説。もちろん人様に送りつけることも初めてで、どえらく緊張したものです。とにかくこのゲームというコンテンツが大好きで、つたない作品でも枝が増えれば喜んでいただけるかと、一大決心?して書き送りました。
初っ端から彼らの格好悪い部分に着目してしまったのは、私がそんな人間臭さにこそ惹かれてしまうせいかもしれません。それにしてもTVSPで女に騙されてばかりの五右衛門さんが焦れったくて、ついダシにしてしまいました。次元も女や昔場染みにほだされ易い部分を持っていて、説教できる立場じゃないんですが(笑)、だからこそ自分と五右衛門の違いがわかっていそう。
そういえば当時のFellowsには、まだ「あさって(女性向)」が同居していたため、どの組合せ(笑)がお好みでも妄想を楽しんでもらえるようにと配慮?したことも、今となっては懐かしい思い出です(笑)

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