出会い-2

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さて、引き続き我らが「なばターボ号」はサメダさんの個展会場に向けてひた走ります。
ちなみに以下は、やっちさんの名古屋レポートを3までお読みになってからご覧になることをオススメします(笑)

途中で昼食のためファミレスに寄り道(ルパントークとしては本筋に入ったのですが ^^)、しかしここでの詳細はオフレコのため省略します(笑)。ただ、得てしてそんな話ほど盛り上がるもので、予想外に時間を消費したことはすでにご存知の通りです。

3時前後に到着予定などとサメダさんにお伝えしておきながら、道半ばで4時近くなり――つうか、ファミレスを出たのがたしか3時ごろだったような――これで道に迷いでもしたら間に合うのか、心配と焦りが車中に漂ってきます。挙句、
「最悪、終了1分前に辿り着けば・・・・・・」
などと弱気な発言まで出てきたり(^^;。もちろん内心ではサメダさんに手を合わせておりましたよ。
目的地が近づいてくると、皆で目を皿のようにして周囲の光景を見遣ります。個展会場のある電力会社を見逃さないためです。幸いなことにそこは予想以上に目立ち、我々の不安(=終了1分前の到着)も杞憂に終わったのでありました(笑)

自動ドアを抜けると、そこは会社だった――
や、電力会社なんだから当り前ですが、想像以上にお仕事中の空気だったといいますか。当然ながら遊びモード全開の我々、ちょっと怯んだりしつつ、奥にあるギャラリーに進んでいきました。
すると、
そこはまさしく、サメダワールド!!
(正しくはオリジナルでのお名前である「はん」さんの世界というべきでしょうが・・・)

先に個展の感想から言ってしまいます。
最初に興味を引かれたのは、作品が立体的だということでした。
描かれた面自体に凹凸が施されていたり、透ける材質に描かれたものを重ねてあったり、キャンバス(とはいわないか)の上下左右からも絵の中の道が引かれていたり。更には中央に据えられたテーブルまでもが作品なのです。
お・面白い・・・!
これらの作品群は、サメダさんのサイトで見ることができます。ぜひともご覧になってみてください。立体感や個展の雰囲気が伝わるように工夫されている上、各作品にサメダさんのコメントがついて見ごたえ充分です。
ところで、立体的ということは、角度によって見え方が変わるわけです。それゆえにうっかり踊ってしまった人がいたらしく、その様を見逃したのは残念ですが(やっちレポート参照 ^^)、私も目の前の作品群を味わうべくあちこちから眺め回します。
そのとき私は、同じことをテキストでもできないかなぁと考えておりました。あっちからもこっちからも視点を変えて読んでみたくなるテキスト、書けないだろうか?
具体的にどう書けばいいのかは、まだわかりません。そういえば前に似た試みでゲーム(「留守居役」)を書いたものの、わかりやすくするには工夫が必要なようです。でも、そんな楽しみ方ができるテキストがあっても面白いですよね??

そして最も強烈に印象に残ったのは、やはりそれらが「サメダワールド」以外の何モノでもない、ということでした。
絵柄はもちろんのこと、色使い、構図の取り方、表現の仕方・・・どこかでひょいと出くわしたとしても、「これはサメダさんでは?」と判るくらいの独自のスタンス。
創作をするってことは、個性を表現することなのだ・・・!
加えて、会場でサメダさんとお話できたときに伺った、「個展だと、冒険できるんですよね」というお言葉。
自分のカラーを持ったうえで、いかに怖れず冒険するか。
テキストは一目で伝わる性質のものではないけど、私も自分なりの個性を表現したい・・・、無難な方向へ逃げることなく自分の思うところをチャレンジしたい・・・。それを強く感じさせられました。しかしコレが容易じゃないんだよな・・・。
やはり、創作の道でプロになろうという方の覚悟は違うのだなぁ~。
そんな世界の一端に触れることのできた個展、本当に赴いてよかったです。

さてさて、そんなカッコいいサメダさんとは、いかなるお方か。
第一印象は、「あぁ、クリエーターだなぁ」。や、他になんて言葉を使っていいのか、まさにそんな風に感じたんです。モチロン心の中では、いつウワサの黒サメダが出てくるんだろう・・・と、わくわくしておりましたよ(^^)
しかしご挨拶のときは興奮していて、本当に漫才コンビのような自己紹介をしたのか記憶にゴザイマセン。そしてサメダさんご自身も初対面のメンツを前に緊張されていたらしく、黒サメダのお出ましはまだまだ先になるのでした(笑)

会場には、他にもルパン一族が溢れておりました。私にとっては皆さん初対面。
まずは何といっても唯一の男性、akioさん。
ご自身のサイトも拝見していたのですが、直前にサメダさんサイトを一通り復習(?)していたため、「香水の対談の方だー!」と・・・スミマセン(^^;。その正体は果たして男か女か、道中で話題になった御仁でもあります。私は自分も含めてあまり性別にこだわらないので、どちらでもよかったんですけど(失礼?)、akioさんの存在は今回のオフに奥行きを与えてくれた気がします。次の機会はぜひご一緒に弾けましょうね(笑)
次に、ちょっと仲良くさせていただいてるつもりの、鈴藤 初さん。
ひときわお会いするのを楽しみにしておりました。以前差し上げたテキスト(「開店祝い」)に鈴藤さんがモデルの少女を書き、ご本人を勝手に想像してしまってたからです(^^)。にしても、はにかんだ笑顔の可愛らしさなんか、想像とピッタリ! しかし彼女、当日モデルガンを持ってこようか迷ったそうで・・・この可愛らしいお嬢さんのバッグから突然ワルサーやマグナムが現れたらと思うと・・・笑いが止まりません。や、ギャップのある人、好きです。
最後に、たいやきやい太さん。
ご存知の通り、ルパンたちをとってもキュートに描かれる方です。あれだけデフォルメしながら、ちゃんとルパンたちに見えるところがスゴイ。やはり上手く特徴を掴んでいらっしゃるんですね。これはテキストでは出来ないワザかなぁ(^^)。今回、鈴藤さんとの若さ溢れるコンビが、オフ会に一段とフレッシュな空気を提供してくださいました。

と、そんなメンバーで名残惜しくも個展会場を後にし、片付けのあるサメダさんを喫茶店で待つことになりました。まず出発前に楽しい一騒動?があったのですが、すでに語りつくされているので、詳細はやっちレポート及びみゆレポート&akioレポートをご覧ください(^^)
無事に喫茶店に落ち着き、ひとしきり和やかに歓談した後、お絵かきタイムに。Fellowsの二人だけが暇人と化し、興味津々で「お絵描きすと」たちの手元に注目します。
しかし、告白しますと・・・
私にとって、スケッチブックや消しゴムカスが舞う光景は、大変懐かしいものでした。もちろん遥か昔の過去形です。が、周囲がスケッチブックの交換を始めたとき、
(自分もお絵描きができれば、他の方々からイラストが戴けるのだ!)
という強烈な誘惑に襲われました。長いこと遠ざかっていた世界ですから、相当のリハビリが必要になるでしょう。それでも頑張れば拙いルパンたちもどきと引きかえにステキなイラストが手に入る――なんてムシのいい思惑に酔いかけます。
ところが、その甘い考えはすぐに打ち砕かれることになりました。
みなさん、あまりにも真剣なのです。おまけに、私から見るとスゴイとしか言いようのないルパンや不二子ちゃんを描いておきながら、平然と「ヘタレ」だと仰る。
・・・コレは、とてもじゃないがムリだ。
そんな風に頭がぐるぐる回っていたとき、唐突に暇人Aから、「テキスト書く時ってさぁ・・・」とお声がかかります。「なんのこっちゃ」という顔を向けただろうとは想像に難くありません(ちょっと悔しい ^^;)。Aの悪戯にあっさりノセられたBでしたが、次第に文字書き談義に熱が入ってきて気がついてしまいました。
ムリだと感じたのは、単に上手い下手の問題ではなく(それもあるけど)、もはやお絵描きに対しては情熱が湧かなくなっているためなのだと。
その自覚は少々寂しくもありました。でも単に熱意の方向が文字に移っただけなんでしょうね。
かくして束の間の野望は露と消え、交換される素敵イラストを指を咥えて見ていることになりました。それでもそうそうたる面々のお絵描き姿を目の当たりにできる幸せは味わえるんですが。
しかし、この状況はオフ会最大のジレンマです(涙)。テキストとの交換を申し出たいと思えど、なにせ「生」のイラストであることが醍醐味なわけで、これはお絵描きさん同士ならではの交流かもしれない。テキストをその場で書くなんて、少なくとも私にはできません。それに、みなさまに進呈できるほどネタもないし・・・(大汗)
他の文字書きの皆々様は、こんなときどうなさっているのでしょう?
また、絵描きの皆様方は、文字書きとはどのような交換をしてみたいと思われますか?
なにかいいアイディアがありましたら、ぜひとも私に教えてやってくださいませ。

悩める文字書きは置いといて、ここで真打ちならぬサメダさん再登場!
何はともあれお絵描きをさせた後(笑)、場所を移動することに。主役を交えたオフ会本番はこれから・・・となるわけですが、続きは後日UP。引き続きの長文、お許しを~~(^^;

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