サントラ第2弾とか有頂天ホテルとか

| (新選組!) | コメント(0)

せっかくリニューアルしたのに今度は記事を書く時間がない...(泣)
ただでさえ自宅業務が忙しい年度末というのに、出稼ぎのほうも週1日多く出勤することになり、週末も漏れなくお仕事です。日々の業務管理をしっかりしていれば年度末に慌てることはないんだよな...と毎年反省しつつ、毎年同じことを繰り返してる気が...;
あ、でも確定申告(青色)は先程ようやく収支が合って、ひとつ大仕事が済みました。経理とか苦手な癖に会計ソフトを使わないから計算ミスが出るんですがね。だけど1円の差もなくピッタリ合ったときの喜びはひとしおです(笑)

ええと、そんなことはどーでもよくて。
慌ただしくしてる間に話題が溜まってしまいました。

まずはこの話でしょう。「組!」サントラ第2弾の発売決定!!
嬉しいです。「組!」の音楽、ホンット好きなんですよ。続編DVDの発売が決まっても発表がないから心配してたけど、ほっとしました。
そうそう、続編のテーマになってたあのもの悲しい曲、「希望のワルツ」ってタイトルなんですね...。希望なんだ、あれ...。尚のこと哀しいではないかー!(←タイトルだけで泣けるお手軽な奴)
それにジャケットがまた凄くイイ。けど...見るだけで泣ける...(←お手軽な奴;)

「有頂天ホテル」はもう2週間近く前に見てたんですが、面白かった!
いや~、2時間って長いんだなぁ、体感的には短かったけど。あんなにいろいろ詰め込むことができるんだ。あれだけの人物とそれぞれの事件が交錯して、それでもわかりにくくならないところが驚異的。
そしてそして!「組!」ファンにとってはもう堪らなかったよ~!!(感涙)
三谷さん、慎吾くんに「組!」のリハビリって言ったらしいけど、思いっきり「組!」とリンクしてるじゃん。いや、嬉しいけども。作者自身がパロって楽しんでるよね。演者としてはどうだったんだろ? 見てる方は泣き笑い状態ですよ(^^;
映画全体を語るとキリがないので、とくに「組!」的にツボだったところだけ手短に書きます。
以下、ネタバレありです。深読み→妄想も発達してます。ご注意。

まずはベルボーイ尾関! 局長と同僚(先輩?)なのね。仕事に忠実な感じも尾関らしくて、茶目っ気もあったしね。年越しパーティのシーンではなぜか尾関にばかり目が行ってしまいました。なんか可愛くて。
ジョーさん! こちらも可愛かったv あの特殊メイクに斉藤と呼ぶのはちょっと気が引けるけど(笑)その道の達人でありながら慣れない事態に戸惑う様がやっぱり斉藤で。お登勢さんに肩を抱かれてるシーン、ほのぼのしました~。
広沢様もけっこう出番がありましたね。ちょっとお堅めの常識人で、仕切らなきゃならないのに振り回されて頭を抱えながら右往左往してて...まんま広沢様。ガンバレ広沢様!

で、やっぱり何と言っても鴨と勇でしょう!
人生に挫折して死に急ぐ武藤田=鴨と、叶わぬ夢に葛藤する憲二=勇。
武藤田とヨーコは鴨とお梅だし。鴨料理って! むっちゃんって! 忠実な秘書との関係は新見を連想させるしなぁ。あ、本物の新見(笑)とのツーショットは思わず泣きそうになりました。飲みに行こうって...。新見さんが楽しそうだったのが嬉しい。お揃いの服なのがまたGood。
勇が自分を売り込み、そして励まそうとする相手が「徳川」というのもねぇ...。結局、徳川には届かなかったけど、鴨を救うことになるなんて(涙)。鴨にハグされる勇、笑えばいいのか泣いていいのか(^^;。しかしこのシーン、撮影の時どんな会話してたんだろうと考えてしまうのは邪道ですか。一番面白がってたのはカントクでしょうが。
巡り巡った"幸運の人形"が、鴨から勇に手渡されるのもなぁ。。。
そしてバンダナ! ここにそれを持ってくるかー!
鴨とのハグは予告で知ってたけど、これは全くの不意打ちだったからあやうく声を上げるとこでした。
ただ頭に巻くだけじゃなく、諦めない決意の表現というリンクぶりに撃沈。トシの鉢巻はかっちゃんの隊服だったけど、かっちゃんのバンダナはトシのイメージカラーか。こんなふうに二人を繋げてあげるとは...。
このシーンもだけど、出てこない副長の陰がちらちら見えましたね。慎吾くんのギターもそうだし、浩市さんの「これから決めるのかよ!」みたいなツッコミ口調! 流石に声は裏返ってなかったけど、かなりトシが入ってなかったか?(^^;

DVDはもちろん買いとして、映画館でもう一度観たい。見逃したところも記憶が薄れてきた部分もたくさんあるし。一日なんとか定時で上がって帰りに寄ってきたいなぁ。何度でも観たい映画ですね。
三谷さんが凄いと思うのは、これだけの人間ドラマを絡めておきながらウェットになっていないこと。
よく三谷さんの脚本は予定調和とか悪人がいないとかいう声を(良くも悪くも)聞くけれど、私はけっこうドライだと感じる。視点は温かいけど余分な干渉をしない。調和だけじゃなくどうにもならないこともシビアに描かれてるし、悪人だけじゃなく善人もいない。人間がいるだけだ。
「組!」からの"にわかファン"なので大きなことは言えないのだが、様々な事柄は何も一件落着するわけじゃなくて、それぞれが自分の道を選ぶ過程があるだけ。人々はひととき深く関わっても、そこから離れて自分の人生へと戻っていく。この出来事が大きな転機にはなっても、その先はわからないという描き方をしてる。
武藤田も、憲二も、選択した未来が明るいとは限らない。
それぞれが希望を見出し、そこへ向けて進んでいく気力を得たというだけだ。
人生はいいことばかりじゃない。正解なんてどこにもなくて、間違えることも後悔するときもたくさんある。先のこともわからない。だけど、もう少し頑張ってみよう、あと一歩前に進んでみよう。そんな気にさせられることが"三谷流"というやつだろうか。(あぁ言葉にすると野暮ったいなぁ;)

一番痺れたのは「帰りは遅くなる」という台詞。くーっ、浩市さんカッコイイなー!
土方にもだったけど、三谷さんって相当キザな台詞も書くよね。一歩間違えればかなり陳腐になりかねないのに、役者の魅力と相まってしっかりキマるんだよなぁ。悔しいけどカッコイイってやつですか。

それにしても三谷さん、続編もそうだったけど、自分が1ファンとして楽しみたいことを作り手の特権として実現させてますね。これを観てると、三谷さんがどれだけ「組!」を愛しているかがわかる。「組!」のキャラクターたちに救いをつくってくれてる。それが、泣けるほど嬉しい。
これはあれですね、「パラレル」と考えることもできるよね。
あのあと鴨は新見と飲みに行ったのかな? 鴨はそんなつもりじゃなくても成り行きで。で、何故か意気投合して、新見も隠れた才能を発掘されて秘書に転職しちゃうとか。数年後には片腕の第一秘書になってたりね。揃いのホテルマンの制服もよかったけど、ビシッとしたスーツ姿で並んでる二人、見てみたくないですか?
勇は...やっぱりトシに出会うしかないでしょう(笑)。で、二人でデビューしてください。バンダナ&鉢巻してね。数年後には紅白に出て「男の友情」とか言いつつ、絶妙のハーモニーで歌を披露していただきたい......って、話変わってるな。現実が混ざっちゃった;
あぁ馬鹿な妄想が止まらない...。仕事のしすぎでアタマが壊れてるのかも。つうかですね、『「組!」視点で楽しむ「有頂天ホテル」』なんて阿呆なテーマで一冊本が書ける勢いですよ。でも悪いのは確信犯の三谷さん。私は踊らされてるだけですから。

あれ? 手短に書くつもりが、すっかり長文になってる。もう2時過ぎてるし...朝起きられるのか?(汗)
トシの「しゃべり場」についても書きたかったけど、またの機会に。しかし面白いひとだなぁ彼は...。目が離せませんわ。

コメントを送ってください

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://k-kon.sakura.ne.jp/mt427/mt-tb.cgi/263