ルパン三世データ分析‐酒データ: 映画・OVA編

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ルパンたちがどんな酒を飲んでるのか調べてみたい。
......と、仲間内で話したのが一昨年の正月。いやぁ月日が経つのって早いものですねぇ(゜-゜)\バキッ!!
ちょっとした好奇心からデータチェックを始めてみたものの、まぁ連中のよく飲むことといったら...、とても付き合えたもんじゃありません。全作品から酒シーンを探し出すなんて私には到底無理。
公開に至ることができたのは、みゆさんが膨大な酒シーンをリストアップしてくださったおかげです。池本剛さんにも補足していただいたとか。お二方のご協力がなければとっくに頓挫していました。深く深く感謝申し上げます。

データを分類整理するにあたって、まず定義・判断基準を設定しました。なにせ微妙な絵も多いので、一定の基準で振り分けないと分析に説得力がありませんから...。

さて、前置きはこのくらいにして。
とにかく大量のデータですので少しずつ見ていきましょう。今回は「映画・OVA編」です。
対象作品は『ルパンvs複製人間』、『カリオストロの城』、『バビロンの黄金伝説』、『風魔一族の陰謀』の4作としました。
まずはリストと集計結果からご覧ください。

以下、データをご覧いただいたことを前提に話を進めます。
酒は一応全作品に出ていますね。流石というか当然というか。風魔以外は4・5回ずつ登場してます。
種類でいうと、赤ワイン・ウィスキーが多いです。白ワインはともかくシャンパンがなかったのは意外でした。
また、映画・OVAは丁寧につくられているせいか、ほとんどのシーンにボトルが描かれており、半数近くの銘柄がわかります。なかでも『vs複製人間』の絵の細かさ・こだわりぶりの凄いこと!
今回は作品数が少ないので、1作づつ注目してみたいと思います。

【ルパンvs複製人間】
まずはオープンカフェでの赤ワイン。シャトー・タルボは、イギリスのタルボ将軍(シェイクスピア作品にも登場する百年戦争の英雄)が、軍の本拠にしていた土地らしいです。が、将軍が巨額な財宝を畑のどこかに埋めた...なんて説もあるそうで、何とも彼らに相応しいチョイスじゃないですか。
ちなみにこのシーン、どう見てもグラスが五右衛門の前にあります。ルパン用に頼んだグラスと考えるのが妥当ですが、当人が調べものに夢中なので次元が五右衛門に押し付けたのだと勝手に想像します。
閑話休題。この赤ワインが印象的なのは、ヘリに追われながらグラスを手放さない次元ゆえでしょう。しかももう一方の手で帽子を押さえ、この緊急事態をすっかりルパンに委ねているのがスゴイ。振り切って(と思って)ようやく捨てるところがまたイイんですよね。
シーンをひとつ飛ばして、ジャックダニエルとジムビーム。どちらも大衆的なバーボンです。それは、モンローやハンフリー・ボガード、「PALL MALL」と同様に"アメリカ"を象徴しており、具体的な"現実"の描写でもあります。
対して不二子が飲んでいる酒は、絵が小さいせいもあり判然としません。こちらはマモーの"非現実"世界なので、現実世界との対比もあり、敢えて具体的な描写を避けたのではと推測します。

【カリオストロの城】
"敢えて具体的な描写を避けた"という推測は、こちらにも当て嵌まりそうです。
ボトルなど丁寧に描きつつも、対象が限定されないようデフォルメしている感があります。この辺もやはり本作は非現実世界というか、ファンタジーなのかなと思わせるところです。かつ、赤ワインをタンブラー(コップ)で飲むなど庶民的で、世界観の違いも表れているように感じます。
酒シーンのほとんどが食事とセットになっているので食事シーンとしての印象が強く、酒は添え物の雰囲気なのが惜しいですね。食べ物は美味しそうなんですが...。
唯一、銭形のヤケ酒(の残骸)だけが、酒として存在していると言えそうです。

【バビロンの黄金伝説】
こちらはとにかくバーのシーンが多いのが特徴。
それと、酒に絡んだ台詞があるのは本作だけです。「コニャックが切れた」「ボルドーの59年」はもとより、ルパンと次元が金塊を掘り当てながら(こんなことしてるより)飲みに行こうと同意する会話が洒落ています。
また、五右衛門が普通に酒を付き合ってるのも本作だけですね。
ちなみにカウント外ですが、冒頭で偽次元たちが飲んでいるのは「JACK DANIEL'S」。煙草の「PALL MALL」と併せ『vs複製人間』が元ネタかと思われます。本作の次元はコニャック党ですけど。そういえばルパンが注文した「ボルドーの59年」、ボトルは出てきませんが、これがシャトー・タルボだったら尚よかったのに...なんてのは欲張りすぎですか。

【風魔一族の陰謀】
残念ながら、酒の登場は冒頭に近い1シーンのみ。しかも背景か小物扱い程度で、言及できるポイントもなく残念です。
まぁルパンと次元がたむろっていれば空瓶の2本や3本や4本転がっていて当然ということでしょう。せめてボトル類が丁寧に描かれていたら嬉しかったけど、作画スタッフに酒好きがいなかったのかな~(そういう問題じゃない?)
カップ酒らしき絵があったので日本酒も分類に加えました。ちょっと種明かしをすると、彼らが日本酒を飲むのは全TVシリーズを含めても貴重なシーンです。それだけに断定しきれないのがやっぱり残念...。

と、一通り見終わったところで、各キャラクターの飲酒に注目してみましょう。
銭形がカリ城のみ、不二子が複製人間のみ、五右衛門がほぼバビロンのみ、となっています。ルパンと次元は流石の皆勤賞で、7割方一緒に飲んでいる模様。...当然といえば当然ですか。
一方、ルパンと不二子が(表面だけでも)いいムードで~なんてのはカケラもありません。これも当然といえば当然ですか(笑)。しかし同席すらしていないのは、どの作品でも不二子の単独行動が多いせいでしょうが、ちょっと寂しい?(←ルパンとルパフジスキーさんが)
飲む場所は店が多いです。全体にアジトやホテルに居ること自体が少ないようです。

最後に、個人的ベストシーンはどれかというと...、これも当然すぎてつまらないですが。
やっぱり『vs複製人間』の、廃墟のバーです。どうしたってコレは外せませんわ。続く「行くなルパン」の件を抜いても、酒シーンとして充分満足です。
ベストスリーを選ぶとしたら、2番目は『バビロン』の金塊掘り中の会話、3番目は『vs複製人間』のワイングラスでしょうか。『カリ城』は"食事"がメインになっちゃうので...。でももしオープニングの野営シーンで酒がはっきり見えてたら、そっちを選んだかな(^^;

というわけで、「映画・OVA編」はいかがでしたか?
次回は「旧ル編」です。さて、どんな注目ポイントがあるでしょう。お楽しみに~。

※データ分析は例によって"0の日更新"ですよん。あぁ久々のこの響き(゜-゜)\バキッ!!

コメント(12)

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konさん、お疲れ様でした!
事前に見せていただいてたけど、改めて「すごいなぁ」と思わずにいられません^^
劇場版は描写が細かいとはいえ、シャトー・タルボと推測したり、割れる時の瓶をカミュと見わけたり、なんて…「ルパン」酒シーンの名人ですよ~。
タルボ将軍の財宝伝説のエピソードも面白いですね。とっても彼ららしいワイン♪また、「バビロン」でボルドーの当たり年をルパンに指名させてたり、スタッフには酒好きがいたのかもしれないですね。
そうそう、同席メンバーの集計がとても興味深かったです。ルパン&次元が多いのはナットクですね。ルパン&不二子が今後どの程度まで増えてくれるのかも楽しみにしつつ(笑)、拝見させていただきます。
“0の日更新”にワクワクする響きだわ~v

いやぁ〜面白いです。
まず何より定義・判断基準が泣かせますね。こうしたデータ分析、考察の類いってのはまず基礎となるデータ部分の定義がハッキリしてないと話にならんですもんね。しかし、それにしても細かい。僕のデータも大体の定義の方向性は同じなんですが、ここまで微に入り細に入った基準は設定出来てないです。素晴らしい。

白ワインより赤ワインだとかウイスキーの登場率の方が高いのは多分…色味の問題なんだろうと思います。何となく白よりは赤や茶といった色がついてた方がいいような気がしてしまう、という…悪い言い方をすれば『安い発想』という事になりますが、そういった心理ってのが少なからずあるだろう、と。
だから例えば僕らが白ワインとカウント、あるいは、「微妙だけど白ワインとしてカウントしよう」と判断したものの中に、少し緑がかってたり水色っぽかったり薄いピンクだったりと、「何かしら薄く色がついてて真っ白ではない」というケースが結構あったというのも同じ理由になるだろうと思います。
もっと突っ込んで言えば白ワインとは言っても実際に『真っ白』なわけではなく、むしろ透明に近かったり少し褐色がかってるような色なわけだから、白という配色が避けられがちなのは正解は正解なんだという事はありますが…それはまた別の話という事で。

マモー編の『カフェで呑んでたワイン』の銘柄を追い込んだ作業はスリリングですね。面白いです。そしてまた五右ェ門の前にワイングラスがある理由の想像も面白いです。実に理にかなった推論だと思います。僕なんかは事務的に、本編から読み取れる情報だけを相手にデータを纏める、といった方法論なんですが、そこから一歩進めて、本編を尊重しながら、慎重に進めたkonさんの推論は将に「知的興奮とはこうするのさ」といった趣きでござーます。

ちょっと気になったのは…『冒頭で偽次元たちが飲んでいるのは「JACK DANIEL'S」。煙草の「PALL MALL」と併せ『vs複製人間』が元ネタかと思われます』という部分です。「バビロン」で登場した JACK DANIEL'S とPALLMALL は「マモー編」で登場した JACK DANIEL'S とPALLMALL に倣っている、と読めるんですが…PALLMALLって「バビロン」に登場しましたっけ??

個人的ベスト3については同意ですね。僕も同じチョイスになっちゃいます。「バビロン」の金塊掘りの件りって何だか妙に滲みるんですよね。何なんですかね、あれは。

>みゆさん
改めてデータ提供ありがとうございました!実に一年半もお待たせして本当にすみません(平謝)
名人の称号をいただき光栄です。でも酒シーンを探すところから始めていたら、ひとつひとつじっくり見る余裕はなかったと思うので、これもみゆさんのお陰ですよ。
シャトー・タルボについては今回調べてみて知ったんですが、ちょっと興奮しましたね。こんな意味が潜んでいるとは思いもよらず。ますます『vs複製人間』が好きになってしまいました♪
同席メンバーは前からやりたかったものの、つい先日まで集計プログラムがうまく組めなかったんです。が、あれこれ試行錯誤してなんとか公開に間に合いました。みゆさんにも興味を持っていただけるのではと思っていたのでよかったですv
これからしばらく連載になりますので、またお付き合いくださいね(^^)

>池本さん
密かにご協力いただいてたそうで(笑)ありがとうございました!
定義への言及、嬉しいです。最初はもっとざっくり決めてたのが、判断に困るたび見直していたらこんなに細かくなってしまって。その都度データも確認し直したので、所要時間の半分を設定に費やしたと言えるほどタイヘンでした。でもこれが基本になりますからね。

そして「色味の問題」、なるほど。言われてみればそうですよね。
白ワインはこれから出てきますが、確かに微妙な色合いで、ちょうどサンプルにしたような色が多かったです。ただ仰る通り実際の白ワインも若干色がついているので、むしろ「白ワインだから白」と単純に塗られていないことに感心したといいますか。それにしても微妙すぎる色だったりしますけど…。あ、絵に透明感が出てくるのはパースリになってからですね。このへんは技術的な進歩もあるのかな。
ほとんどの場合は画面から判断しているわけですが、作画に詳しくないので、そちら方面からのご助言もたいへん有難いです。

調査や推論部分も楽しんでいただけてよかったです。みゆさんや池本さんはデータ自体を既にご存じなので、それを単純に集計しただけでは面白味がないですからね。お二方への御礼も込めてなんとか「+α」を出したいなと、そう意識したおかげで一歩踏み込めたと思います。
こういった想像を広げるのは創作屋の性ですから私も楽しいしv

おっと、さすが池本さんは誤魔化せませんね。
ここらは別の機会に言及するつもりで曖昧に書いてしまいましたが、そうなんです。PALLMALLも『バビロン』に描かれているんですよ。同じシーンで偽次元が使ってるので確認してみてくださいまし。

ベスト3は同じですか、嬉しいですね。そうそう、金塊掘りのシーンについては随分前にチャットでお話しさせてもらいましたね。あそこは本当にもう大好きなシーンなんですよ♪
物語として重要でも大きな見所があるでもないのに不思議ですよね。ただルパンと次元が、呑気に一服しつつ他愛もないことを喋ってるだけなのに(それはそれでツボとはいえ)何故だろうと…私なりに考えてみたんですが。
このシーンって、二人のスタンス・ポリシー・性格・関係性といった様々な要素が凝縮されているんですよ。それもさりげなく。会話の内容はもちろん、口調や言葉尻、ちょっとした仕草や表情まで、“ルパンと次元”が表れているように感じます。無尽蔵の金塊を掘り当てたその横で、気負いも遠慮もしがらみもない悪ガキみたいな、でも大人ならではの洒落た言葉を交わして…って、あぁ巧く言えなくてもどかしいや。
どうしてこの二人が長年連んでいるのか、見ているだけでわかる気になるんです、理屈抜きに。それこそ「一杯やりたくなってきたな」という気分になってしまう。
こういう二人って、ありそうで実は珍しいんじゃないでしょうか。何か事件が起きた中で…というのではなく、こうノンビリした空気の静かな会話をじっくり描いてくれるのは映画の尺のお陰かな。時間はこのように使って欲しいもんですね。
(あらま、ずいぶん熱く語ってしまったわ…^^;)

> このへんは技術的な進歩もあるのかな
技術的な進歩と言うとちょっと語弊があると思います。もっと以前の作品などで色指定による透明感の表現のようなものは既に手法として存在しましたので。
特に新ルなどの場合は、これまた悪い言い方になりますが『安っぽい』(良く言えば『判り易い』)表現が多いので、だから『色指定による透明感の表現』といった発想が欠落していて、それもあって安易に赤ワインやウイスキー類をチョイスしてたって事があると思います。
「ルパン」においてはPARTIII以降、ようやく色指定による透明感の表現といった事がポピュラーに行なわれるようになりましたが、これは技術革新云々といった事では無しに、時代が下った事による成熟だと言えると思います。作り手の意識も受け手の意識も、それだけ成熟したんだ、と。方法論自体は既にあったわけで、それを使わなくても済ませられていた部分が、次第にそうは行かなくなった、という感じでしょう。

> PALL MALL
なるほどー。ウィリーが喫ってたんでしたっけ。僕も喫煙データに関して纏めてはいるんですが、生憎とレギュラー限定で、ゲストの喫煙データは守備範囲外だった(でないとキリが無い)もんで、すっかり忘却の彼方になってました。確認してみたら、ロゴこそ視認出来ないものの PALL MALLと判断して良さそうですね。してみるとウィリーはかなり次元について下調べして臨んだんでしょうか。わはは。「次元百科」「次元大介のすべて」「次元アズナンバーワン」とかを熟読して。勉強熱心だ事〜♪

> 金塊掘りのシーン
konさんが仰ってる通り、あの場面は描写・雰囲気・キャラ解釈・台詞廻し等々が濃密だってのはありますね。「映画の尺のお陰」ってのは将に。
ちょっとした仕草や表情にも彼ららしさが満ちているとの事ですが、あの件りは実際、作画が実にリッチだってのもありますね。「バビロン」って結構、作画のバラつきがあって、場面場面によって出来不出来の差があまりにも激しいですけど、金塊掘りのシーンは、あの映画の中でも屈指の名作画シーンだと思います。

konさん、みゆさん、そして池本さん(初めまして)
素敵なデータ集と分析をありがとうございます。シーンの一つ一つを思い浮かべて、(そうそう、あったあった!!)と、映画本編を見るのと同じくらいドキドキワクワクしながら拝見しました。ストーリーを追うのとはまったく異なる、新しい角度から作品を見ることができて、興奮します。

そしてまた、本文の
>“敢えて具体的な描写を避けた”という推測
には目からうろこが落ちました。
細部にわたるリアルさの再現が、ルパンの魅力の一つであるなら、それとは対照的に、固有名詞を出さないことが非現実味を強調し印象付けることになる、という表現のアイデアは、気づかされてみると非常に斬新であり、鋭いところを突いている、と思わずうなりました。

本文に続くお三方の考察も、深くて、豊かで、とても面白いです。
TV編の更新もとても楽しみにしています!!

>池本さん
なるほど、その技術を使うかどうかの選択ですね。
それと、「進歩」というより「成熟」であるとの見解。作画に限らず、何事にもそういった側面はありますよねぇ。納得です。ありがとうございました。

> レギュラー限定
あはは、ホントにキリがないですもんね。ゲストを加えると。
私など池本さんと違ってゲストキャラすら覚えてないほどですが、レギュラーに変装してる場合に限っては気になりますね。ウィリー(っていうんでしたね^^;)のように“勉強熱心”なのは嬉しいですよ、ええ。しかし帽子まで特注してたら大笑い…つうか流石に嫌ですがねアレは…;;(でも本の中身は気になるぞ)
PALLMALLは今売ってるのと同じ赤いパッケージですね。ソフトケースですが。ロゴもかろうじて「PALL」くらいは読めますよん。

> 金塊掘りのシーン
名作画シーンでもある…ですか。たしかに、作画に詳しくない私でも、あの部分の絵や動きの丁寧さ・綺麗さ・活き活きした感じはわかります。私の場合どうしても台詞とそれを喋る役者のほうに意識が向いてしまいがちですが、やっぱり作画の影響も大きいなぁと(池本さんにとっては当然のことを)感じてしまいますね。
それとこのシーン、間の取り方もいいんですよね。作画面でいうと煙草の使い方が…って、これ以上喋っちゃうと後日別件で語ることがなくなっちゃう。また改めてということで(^^;
あ、“場面によって出来不出来の差があまりにも激しい”のは、『バビロン』において作画だけじゃないと思いますね。ホント、つくづく惜しい作品なんだよなぁ……。

konさん、初めまして。chebと申します。
みゆさんのサイトから遊びに参りました。
若干、酒好き、あ、違う;ルパン達のようなお酒が似合うオジサマ好きでありまして(笑)「お酒を飲んでいるシーンを詳細に分類、分析、考察されてます〜」のお言葉に胸躍らせながら^^拝見させていただいて驚きました!
実に細やかで分かりやすい。細やかさと分かりやすさの配分が絶妙ですね。凄いです!読んでいて楽しくなってしまいました^^
『定義、判断基準』が何と言っても分かりやすく纏めて読み手に提示下さってる配慮にまず感動しました〜v そうなんですよね、これって重要だし一番曖昧になってしまいがちで個々でズレてきてしまいますよね。優先順位がこれまた良いです。ボトルとグラスの間に『状況』が入ってる辺りが痺れます♪グラスはお酒の種類を見分けるのに一役買いますが、その程度であって案外あてにならないところもあると私も思います^^液体の色並に曖昧っぽい(笑)っと私も思っていましたので、『状況』に妙にツボを感じてしまいました。
【ルパンvs複製人間】 →彼等の心をくすぐるようなエピソードを含んだワインをチョイスしたのでは!っとの繋がりは面白くてワクワクしてしまいました。「これかなぁ?」なんて調べていくとルパン達が好みそうな話に繋がっていったらドキドキせずには居られなくなりますね^^
またこの作品の魅力が一つ増えましたv Konさんのお陰ですね〜^^(それからみゆさんと池本さんのお陰ですね。)
面白かったです!ありがとうございました
これからテレビシリーズの方も順次分析されるのですね^^楽しみにしています。
私はこれから映画、OVA3作品を照らし合わせつつじっくりチェックしてみます^^それでは失礼いたしました。

>mamsさん
ご無沙汰してます。コメントありがとうございます!
ワクワクできましたか? 「新しい角度から作品を見ることができて…」とのお言葉もとても励みになります。頑張った甲斐がありますわ。
そして何より、こうしてお話しできるキッカケになったことが嬉しいですよ♪

リアルさの表現って難しいですよね。
描き(書き)込み過ぎると逆に不自然になったり気が逸れてしまって、本来の目的が失われてしまうこともあるわけで。どのように描くか、あるいは描かないかは、その場合どちらがより“自然”かという選択かな……なんて、無意味に雰囲気をぶち壊す精密なCGに遭遇したりすると、思わず考えてしまいます(^^;

そうそう、いただくコメントが記事本文を掘り下げてくれますよね。有難いことです。
mamsさんにも加わっていただき、ますます深く豊かで面白いページになりましたv 私も一層頑張りますので、お付き合いよろしくお願いします!

>chebさん
はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
そしてコメントもありがとうございます!
みゆさんサイトからのお客様にも楽しんでいただけてホッとしました。そして、わかりやすいと言ってくださって更に安心できました。さんざん頭を捻ったり絞ったり抱えたりしたのが報われた気分です(^^)
また、定義・判断基準の優先順位に着目していただけるとは…。これって迷ったんですよ。仰る通り、絵は判断材料とはいえいまいちアテにならないので(笑)どうしても“状況”が必要になるんですよね。ご賛同いただけてよかったです。

シャトー・タルボのエピソードは興奮しますよね。これがわかっただけでもこの企画をやってよかったと思いましたもん。こんな凄いネタ(?)がさりげなく仕込んであるなんて、改めて『vs複製人間』という作品の奥深さを思い知りましたよ。この気分をお裾分けできたことは、私にとっても大きな喜びです♪

各作品をチェックしつつご覧になるのも楽しいですよ。もし気づいたことなどあったら教えていただけると嬉しいですv
これを機会に今後ともよろしくお願いいたしますね。

出遅れました七雲です;
「ああっ、面白そうなデータが上がっている!」と思いつつ時間が取れなくて、やっと今日全部読みました~(こんな時間だけど)

うわぁ、すごいですねkonさん!
まず分類と判断基準をきちっと定義しているところがすごいです。こうしてデータ収集と分析をするなら、そこがやっぱり重要ですよね。自分だと大雑把な性格なので、そこらへんを気分で適当に流してしまって、後でゴチャゴチャになって結局破綻する…んだけど、面倒でもそこを最初にきちんと決めておけば、後の分類作業はずっと楽だし、何より分類しながら楽しめそうでいいですよね。わかっちゃいるんですけどね~、と、学生時代の論文書いた時の苦い思い出を掘り起こして、教授ゴメンナサイとちょっと反省してみたり;

「ルパン」における酒のシーンは、いろんな意味を含んでいて深遠なものが多いと感じてはいましたが、交わす言葉に混じる彼らの関係だとか、各場面ごとの演出効果に踏み込む「リアル」の必然性だとかを読み取る視点の鋭さはkonさんならではですね。「酒文化から見る『ルパン三世』の世界観」が考察できるなんて素晴らしい! ドランク・マスター様(←意味が違う)とお呼びしていいでしょうか(笑)。
こうしたデータと分析視点を材料として、また新たなルパンの見方を楽しめたり、どなたかが二次創作なんかをしてくれる期待が膨らんだりするのは嬉しいことですねぇv

あ、そうそう、マモー編のカフェで襲撃を受けた時、次元がワイングラスを最後まで放さなかったシーンはいいですよね。次元、そんなにワイン好きじゃないと思うんだけど、何故かワイングラスがボロボロになっても握ってましたもん(笑)。よほど美味しいワインなのかと思ってましたよ。
同じく、廃墟でルパンに背を向けて「行かねぇ」と酒を呷るシーンも、声優さんの名演技と相まってすごい好きなシーンですvv

うわぁ、お忙しいのにありがとうございます七雲さん!嬉しいです~。
のんびりやってますんで、のんびりお楽しみくださいまし(^^)

定義について、まとめるのも面倒でしたが、お読みいただくのはもっと面倒だろうと危惧していたので、暖かいコメントに感激です。
そう、面倒でも決めておく方が結局は分類作業がラクなんですよね。私もかなり大雑把なタチですが、酒シーンはとにかく量が多かったので、いちいち判断に悩むより基準を決めざるを得ない…という必要に迫られて、こうなりました。
そして七雲さんが書いた学生時代の論文が気になったり。理系?あ、文系でもデータ扱うことあるか。

「ルパン」における酒のシーン、そうなんですよ。イイですよね~vいろいろ注目したくなりますよね!得意の妄想や深読みもフル回転しちゃいますよ。

> 「酒文化から見る『ルパン三世』の世界観」
って、それこそ学術論文のようなタイトルだわ(笑)
いやでも卒業研究論文より力入ってるかも。学生時代の論文って指導教官がレール引いてくれるけど、これはひたすら自分の興味でやっているから当然かな。それに、こうして読んで励ましてくださる方がいるお陰です。
ドランク・マスターとはまた恐悦至極。呑む方はめっきり弱くなってきましたが、こっちで頑張りますよ~。
そうそう、頑張っちゃう理由のひとつがまさしく、皆様方の創作熱UPの一助にならんがため!
ええ、もちろん私が皆様の作品群を楽しみたいためですよ。七雲さんも書きたくなってくれるに違いない!と期待が膨らんでおります。えへへv

次元がワイングラスを手放さないシーン、いいですよね。どうせ破片が入ったりしてもう飲めないであろうのに、捨てるのは癪だとばかりに持ち続けてて。余裕なのか余裕がないのか、そんなところも次元のキャラクターに合ってて楽しいです。
「行かねぇ」のシーンは私もホンット大好きです。演技はもとより、酒を無造作にがばがば注ぐところから、ぐいっと一息に呷ってグラスをカウンターに叩きつける様まで、こう得体の知れないものに直面した為す術のなさと、その感情をねじ伏せようとするかのような仕草が……って、これまた熱く語っちまいますな(^^;
名シーンを語るのはホント楽しいですね。よかったらまたお喋りさせてくださいね!

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