特別な年

| (ルパン三世) | コメント(0)

思えば「盗怪道祭景(和祭)」で幕を開けた昨年――2003年は、私にとって文字通りルパンの年になりました。
その前年(2002年)の夏にFellowsと出会い、秋からルパンの二次創作を始めて最初に迎えた新年。年明けそのものは、風邪を引いて外出をキャンセルし独り寝込んで迎えるという散々な状態でしたが、それを補って余りある楽しく充実した一年を過ごすことができました。
昨年の目標は、年間を通じてコンスタントにテキストを書くこと。
具体的には月イチでFellowsに投稿することでした。何度か断念しかけたものの、やっちさんやお客さまの励ましをいただいて達成できたことを嬉しく思います。世の中、頑張れば出来るとは限らないと知ってしまってるつまらない大人ではありますが、それでも頑張れば出来ることも少なくはないのだ・・・と実感した次第です(^^;

そして何と言っても、ルパンファンの方々と交流できたことが、最大の喜びでありました。
年の前半はチャットで楽しませていただき、6月以降の怒濤のオフといったら!(詳細は「出会い1~3」を見てねv)
更にはオフでの話題がキッカケになった企画もありました。このKon-Tents!自体もそうですし、極めつけは闘祭に出品したコラボ作品でしょう。名古屋オフでWebゲームの話が出た後、構成を簡単にしてコラボで出そうと相談したのが9月の始めでしたから、提出した年末までほぼ4ヶ月かけて作ったことになります。長かったような、短かったような・・・。
意見交換や試行錯誤を重ね、互いに刺激し合い――「闘い」とは祭り出品作のテーマでしたが、むしろ闘っていたのは自分たちだった気がします。参加者全員、それぞれに苦しい時期があったはず。単独の作品なら諦めたり妥協したり方向転換して逃げることも出来たでしょう。
なのに皆、無理を押して期待以上のものを出してくれるんですから、こちらも踏ん張らないわけにはいきません。
ひとりでは、決して出来なかった。
質や量においては言うまでもありませんが、そればかりではなく。

ルパンたちが何故、共に居るのか。
作品がいよいよ仕上がりつつあるとき、私はそんなことを考えていました。
ひとりで生きていくのに何の不自由もない連中が、敢えて共に行動することを選ぶのは――

「一度味わっちまったら、元には戻れねぇからさ」
とは、作中で次元に言わせた台詞でした。
けれど無意識のうちに自分の心境を語っていたのかもしれません。どう理由をつけようとも、私が自身のサイトを持たずFellowsに居座ってしまう本当の訳は、これに尽きるのでしょう。
ひとりでは味わうことの出来ない興奮や楽しみ、充実感。ひとりでは見い出せなかった世界。
それらを与えてくれる存在と出逢ってしまったら、後戻りなんて出来やしないのだと。

2003年が私にとって「特別な年」であったことは、間違いありません。
やっちさんに、オンやオフで出会った方々に、これを読んでくださってるみなさまに、たくさんの感謝を込めて。本当にどうもありがとうございました!

さて、年頭らしく少々抱負なども綴ってみようかな。
今年はこれまで書けなかったタイプの話にもチャレンジしたいと思っています。ちょっと重めの話とか、大いに笑って楽しんでもらえる話とか、書けるようになりたいものです。
Kon-Tents!ももう少し更新しなくては。分析の続きも止まったままだし・・・あぁそれより二年越しになってしまった宿題もいくつかあったんだった。(三年越しとならないよう頑張りますー ^^;)
果たしてどれだけ実現となるか、一年後にまたココでネタにいたしましょう(笑)

新しい年をわくわくと迎えられた幸福を感じつつ。お互いに幸多き年となりますよう願って。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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